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カテゴリー: トレーニング

VERSA GRIPPSを購入しました

普段使っていたパワーグリップがもう限界になってきたので、新しく購入しました。
購入したのは3点です。

左からCLASSIC PRO XTREME です。
サイズは左からEXTRA SMALL SMALL SMALLです。


CLASSICは女性用に購入しました。以前使ったことがあるのですが、その時の記憶よりも滑りやすい印象です。グリップの部分がPROよりも厚みがあるので手に馴染みにくい感じですね。
使っていくうちに馴染んでいくのかな?それほど重い重量を扱わない女性でしたら問題ないと思います。
私が初めて買ったパワーグリップはこのCLASSICタイプでした。その時は特に気にせず使っていたのでまあ大丈夫でしょう。

次にPROです。
これは最初からグリップの食い付きが良いです。
グリップ部分の厚みも薄いので扱いやすいです。
使用感に不満が出ることはないと思います。

最後にXTREMEです。
自分が使用するために購入しました。
これは日本の店ではほとんど扱ってない商品です。
PROとの違いはグリップ部分の縫い目が強化されていて耐久性が向上してます。
また特許を取得している独自のU字型ブリッジアームサポートが備えてありプッシュ動作中の保護をするそうです。
実際に使用したところ(まだ1回ですが)PROよりも滑る印象です。
グリップ部分の素材は同じなので、縫い目部分が多くなることでグリップ部分の凸凹感が出て滑りやすく感じているのかもしれません。まあトレーニング中にだんだん気にならなくなっていたので問題ないでしょう。
プッシュ動作については確認していません。私はプッシュ動作でパワーグリップを元々使わないないので。
あと写真ではわかりにくいですがPROはリストラップの短い部分はどの色も全て黒色(写真のものだと長い部分がシルバー、短い部分が黒)となります。XTREMEは短い部分と長い部分の両方が同一色(写真のものだと両方赤色)となります。

ちなみに今まで使っていたものとの比較です。

10年以上は使っていましたがグリップ力は落ちませんでした。
縫い目がほつれてきて、グリップの部分も破れてきたので今回は新しいのに交換です。
マジックテープの部分もまだ大丈夫でしたし、本当に丈夫な商品です。
バックルも錆びることもありませんでした。
安い商品はマジックテープの部分がすぐにダメになります。
またバックルも錆びます。
サイズは新旧とも全く同じでした。グリップ部分の縫い方も変わりませんでした。

価格ですがCLASSICが$44.95、PROが$68.95、XTREMEが$98でした。
これに送料$24と税金$25.34が別途掛かりました。
正直日本のサイトで購入しても金額は変わらないと思います。
むしろ日本の方が安いくらいです。
今回は自分用にXTREMEが欲しかったのでメーカーの直販で購入しました。
(日本でも売ってますがサイズが売り切れなのとリストラップの部分が黒色のみだったので)
メーカー直販のサイトですとリストラップの色を2色にしたりアルファベットの文字をリストラップに入れてカスタマイズすることができます。
ただしカスタマイズ料金が別途掛かります。
XTREMEで$98→$123となります。
発注から到着にかかった日数ですが10月1日に発注して10月4日に到着しましたので非常に早いですね。

最後にパワーグリップを購入するにあたって皆さんどれが良いのか迷うと思います。
私が最初に購入した時は(15年以上も前)VERSAかゴールドジムの商品くらいしか選択肢がありませんでした。それもVERSAとゴールドジムの商品は同じものです。(ゴールドジムのパワーグリップはVERSA製です)
今は沢山の種類のパワーグリップが売ってます。
実際に試すことが難しい商品なので口コミをみて判断されることが多いでしょう。
私もVERSA以外の商品を何点か購入しましたが、実際に自分が使うとなると満足な商品ではありませんでした。もちろん価格も全然違って安いので価格相応なのかもしれません。
VERSAはパワーグリップの中でも最高値に部類する商品ですが、使用感は間違い無いですし、耐久性も十分です。(超重量級を扱う場合は解らないですが)
買って不満を感じることはないでしょう。
今回購入した3点を試した感想はPROが最もおすすめです。
コストと使用感で最もバランスがとれていると思います。

皆さんも購入の参考にしてくださいね。

https://www.versagripps.com/

筋肉を肥大させるには

筋肉の肥大には筋繊維を太く(大きく)することが必要です。
ここでまず筋繊維の構造を簡単に説明しますね。
筋繊維を蓮根に見立ててください。
蓮根の穴の部分が筋原繊維でそれ以外の部分が筋形質となります。
蓮根の穴以外の部分が大きくなれば蓮根の面積は大きくなります。
この穴以外の部分(筋形質)を大きくすることが筋肥大の鍵となります。
それには1セット8レップス以上が効果的であり(20から30レップスでも同様に効果あり)またセット数も多いほど効果がありました。(参考資料では10セット以上、20セットであれば尚効果あり)
またトレーニングの経験がある人ほど筋肥大の効果があるとのことです。
(初心者は筋原繊維の肥大が優先されるようです)
では蓮根の穴の部分である筋原繊維の肥大についてはどのような効果があるでしょうか。
筋原繊維の増大は筋力につながります。
いわゆる1レップの重量増加です。
この筋原繊維が筋繊維に占める割合が多い人は見た目以上に力がある人です。
高重量(5レップス以下)でのトレーニングが効果的です。

筋トレも目的に応じた方法で行うことが重要ですね。
またサイクルを組んで両方を鍛えていくのも良い方法です。

参考文献
https://www.strongerbyscience.com/sarcoplasmic-hypertrophy-relevant/amp/

体を引き締めたいなら

こんにちは。
梅雨ですがもうすでに暑い日が続いてますね。
皆さん熱中症には気をつけてお過ごしください。
私はクーラーのガンガン効いた店舗で寒さと戦っております。
カーディガンを羽織るOLさんの気持ちがよくわかります。

さてお客様のご要望で一番多いのが体を引き締めたいというものです。
一番勘違いされているのが筋トレをすれば体が引き締まると思ってらっしゃることです。
確かに筋トレをすればハリは出てくるのでたるみは解消されやすくなります。
ですが引き締めたいのであれば脂肪を落とすしかありません。
筋トレだけでは脂肪は落ちません。
筋トレはかっこよく体を作るためのものです。(例えばお尻を丸くヒップアップさせたいなど)
ボディビルダーが週に何回もトレーニングしているのに絞る時は食事で必ず減量します。

ですから引き締めるのには食事管理が必須となります。
また食事管理だけで脂肪を落とした場合も筋肉も同時に失いやすいので筋トレと併用することが大切です。

かっこよく体を作るにはまずは筋トレをして筋肉がついてから脂肪を落とすフェーズに入るのが一番良い方法となります。
すごーく脂肪が多い場合は同時進行してもよろしいかと思います。

ジムに行けない場合はお家で自重トレーニングをすることでも成果は得られますよ。ダンベルがあれば尚良いトレーニングができます。

皆さん頑張ってくださいね。
それでは。

時間のない人のためのトレーニング方法

トレーニングに多くの時間を取ることができない方のおすすめのトレーニング方法です。

部位ごとに週4セット以上を行う。
可能であれば週10セットまで増やす。

筋力と筋肥大のためには6〜15RMの負荷で行う。
15RM〜40RMの軽い重量を使う場合は限界まで行う。(家でやる場合などに有効です)

トレーニング内容としては
最低でも下半身の種目を1種類、プッシュ系の種目を1種類、プル系の種目を1種類行う。
できればダンベルではなくバーベルを使った種目、多関節種目を行う。
例えばスクワット(レッグプレス)、ベンチプレス、プルアップ(シーテッドロウ)など。
各自の状況(施設や目的)などによってフリーウェイとやマシンを使用する。
家ではゴムバンドや自重でも良い。

時間短縮のためのトレーニング方法
ドロップセット、レスト法、スーパーセットなどを行って時間短縮する。
トレーニング時間がおよそ半分ですむ。主に筋肥大に有効。
ただし、スクワットやベンチプレスの様な重い複合種目では危険性が高いためお勧めしない。

ウォームアップとストレッチ
ストレッチは可動域の向上が重要な目的である場合にのみ優先的に行うべき。
ウォームアップは時間が非常に限られている場合は優先すべきではない。
ただし重い負荷(1RM80%以上)で行う場合は、特異的なウォームアップをした方が良い。(例えば軽い負荷で徐々に慣らしていく)

時間のない方は効率よく鍛えてくださいね。

リンク先
https://link.springer.com/article/10.1007/s40279-021-01490-1

プロテインの種類と摂取量について

一般に売られているプロテインはホエイ、ソイ、カゼインの3種が主にあります。
中でもホエイかソイで悩む人がいらっしゃると思います。
ホエイとソイのプロテインの差ですがアミノ酸構成においてはさほど差はありません。
メーカーによってはEAA(必須アミノ酸)の量がソイにおいて若干劣るものもありますが、気にするレベルでもないようです。
ただ大きく異なる点は吸収速度の差です。
ホエイはソイやカゼインに比べて吸収速度が早いです。
吸収速度とアミノ酸構成はタンパク質合成に大きく関わってきます。
トレーニング後に3種のプロテインを摂った場合のタンパク質合成を調べたところホエイが一番良い数値を示し、ソイ、カゼインの順番でした。

タンパク質摂取が枯渇している朝や素早く体にとり入れたいトレーニング後などはホエイを選択するのが良いでしょう。
食感や昼食、夕食などのタンパク質源として摂取する場合は腹持ちの良いソイを選択するのも良いと思います。
また就寝時は長時間栄養が摂取できないので就寝前にゆっくりと吸収するソイやカゼインを摂取するのは良い方法です。

あとホエイは乳糖が入ってますのでホエイを飲むとお腹がゴロゴロする方はソイを選択されると良いでしょう。
またソイは大豆が原料なのでヴィーガンの方やイソフラボンをとりたい女性などにはおすすめです。
ただソイをとるとお腹が張る方もいらっしゃるのでそういう方はホエイを選択してください。(女性で下腹がぽっこりする方で納豆や豆腐などの大豆製品を減らしたり止めたりすると改善される場合があります。)

またタンパク質の摂取量についてですがトレーニングを週に3回以上しっかりとされている方は体重1kgあたり1.5gから2g程をとられると良いと思います。

週に1回くらいの方はトレーニング日と翌日の2日間を体重1kgあたり1.5gから2gほど摂取すれば良いと思います。

運動やトレーニングをされてない方は体重1kgあたり1g程を摂取すれば良いと思います。

体脂肪が非常に多い方はこれよりも少なくしましょう。
トレーニングされてる場合は除脂肪体重1kgあたり2.2g程で良いと思います。

ただし体重1kgあたり1.6gまではWHOにおいても安全とされているのでちょっと多めに飲んでも消化に問題がなければ良いと思います。
異常にガスが出る場合や屁が異常に臭い場合は消化不良気味ですのでタンパク質の摂取量を減らすか摂取源の種類を変えてみましょう。

厚生省が推奨するタンパク質量は男性60g 女性50gです。
ちなみに50gですと納豆1パック+卵1個+鶏胸肉(皮なし)150g程です。

最近タンパク質が入っている商品が多く出ていますし、プロテインもトレーニングしていない方も飲んでいるようです。
ただトレーニングをしていない場合は必要量以上にとることもないです。
プロテインはあくまで食事でとりきれない分の補足として摂取するのが良いです。足りないのはダメですけどね。

サプリメントのタイミングが筋肥大に及ぼす影響

23人のボディビルダーを二つのグループに分けて実験は行われました。
(週4回10週間)

一つのグループはトレーニング直前と直後に、もう一つのグループは朝食前の朝と就寝前の夜遅くにトレーニング日に同じサプリメントを摂取しました。
朝食前および夜遅くに摂取するグループはトレーニングから5時間は空いていました。

摂取したサプリメントは体重1kgにつき1gでした。
内容は100gあたり40gのタンパク質(ホエイアイソレートから)43gの炭水化物(グルコース、おそらくブドウ糖かマルトデキストリン?)7gのクレアチンモノハイドレートで、80kgの場合32gのタンパク質、34.4gの炭水化物、5.6gのクレアチンが割り当てられました。

参加者は通常の食事をするようにしました。
朝食前と就寝前に摂取するグループでは朝食前にサプリをとり、15時から18時の間にトレーニング(1時間)を行いトレーニング後の1〜2時間後に夕食をし、就寝前に2回目のサプリを摂取しました。
もう一方のグループは食事は同様の時間帯に行い、サプリをトレーニング直前と直後に摂取しました。

トレーニングはフリーウェイトを主に使用した高強度トレーニングを行ました。
6人が試験を完了できなかったので17人での結果となりました。

結果
体組成はトレーニング直前直後の摂取グループが筋肥大の大幅な増加を示しました。

筋力に関してもトレーニング前後の摂取群がより大きな1RMの向上をもたらしました。

外側広筋におけるグリーコーゲンの量とクレアチン濃度においてもトレーニング前後の摂取群は優位に増大しました。

トレーニング前後にプロテイン(もしくはEAA)、炭水化物、クレアチンを摂取することは筋肥大において非常に重要であるようです。
トレーニーにとっては当たり前に行われていることですが、この実験によってタイミングが非常に重要であることが示されました。

以下のリンクではもっと詳しく説明されてますので、ぜひ参照してください。

https://journals.lww.com/acsm-msse/Fulltext/2006/11000/Effects_of_Supplement_Timing_and_Resistance.6.aspx

非ステロイド性抗炎症薬は筋肥大を阻害する

筋トレによる筋肉痛を和らげるためにロキソニンなどの抗炎症薬を多用すると筋肥大に影響が出るようです。

実験では膝の伸筋筋力トレーニングを行いました。
高用量のイブプロフェンと低用量のアスピリンを摂取したグループを比較したところ高用量グループは低用量グループに比べて腿の筋肉がより大きくなっていました。

実験の高用量ですがイブプロフェン1200mgを8週間毎日の服用をしていました。
関節炎などに対しては一般に1日600mg(200mgを3回に分ける)の処方のようです。
通常は上記のような高用量をとることはないと思いますが、筋肉痛がきたら常に抗炎症薬を飲むようなことは避けた方が良いようです。

まあ筋肥大は炎症作用なので抗炎症薬が筋肥大に悪影響を及ぼすのは考えられることです。

※非ステロイド性抗炎症薬
ロキソニン、ボルタレン、イブ、ブルフェン、バファリンなど

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28834248/

寝る前のプロテイン摂取は脂肪増加には繋がらない

しっかりとトレーニングをしている方には寝る前にプロテインを飲むことによって以下のメリットがあります。

筋肉の回復
筋肉の成長
筋力の改善
翌朝の食欲の減少
必要タンパク質の確保

そして寝る前のプロテイン摂取は
脂肪分解には影響を与えない
とのことです。

寝る前の通常の食事(タンパク質、脂質、炭水化物が複合された食事)は脂肪の分解を妨げますがプロテインのみの場合は脂質代謝には影響をあたえないようです。

しっかりとトレーニングをしている方は体重1キロあたり1.6gから2gほどのタンパク質を摂取したいので、就寝前のプロテイン摂取は1日に必要なタンパク質量を満たすためには良い方法であると思います。

トレーニーにとっては当たり前の就寝前のプロテイン摂取ですが、減量中でも就寝前に気にせずプロテインは摂取してくださいね。

https://www.mysportscience.com/post/presleep-protein-does-not-make-you-gain-fat

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31504693/

筋肥大をよりさせるには?

先にSTHT 筋力トレーニング 4セット1〜3RMを3週間
その後
HT 筋肥大トレーニング 4セット8〜12RMを5週間

筋肥大トレーニング 4セット8〜12RMを8週間
を比べた場合、筋力トレーニング+筋肥大トレーニングの方が筋肉の成長と筋力の増加をもたらしたそうです。

実験はバックスクワットと45度レッグプレスで行われました。
以下の図が実験結果です。

今後のトレーニングの参考になりそうです。

引用元 https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15438627.2020.1853546

筋トレは美肌を作るそうです

ポーラ化成工業株式会社による研究で筋トレが美肌を作ることが発表されました。


実験では有酸素運動(エアロバイク)と筋トレのどちらかを週2回16週間行いました。
どちらも加齢で悪化する皮膚弾力と真皮の構造に改善が見られました。
特に筋トレでは真皮の厚みも増加していました。

真皮の厚みは見た目の若々しさに重要です。
真皮が厚い人はシミ、しわ、たるみが少ないそうです。

確かに私の周りの筋トレしてる人は若く見える人が多い気がします。
ドーピングすると老け顔になりますけどね。

筋トレは健康にも良く、見た目にも良いとは。
興味ある方ぜひトライしてみてくださいね。

詳しくは以下のリンクをご覧ください。
http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20201016_05.pdf